「哀しき獣」

LOVE8002012-01-26

アイドリング!!!のファンクラブ限定で販売されているDVD「月刊アイドリング!!!」の中にその名も「ご飯のおともにアイドリング!!!」というメシ食ってるメンバーを延々正面から撮ってるだけというコーナーがありまして、それみながらご飯食べると彼女達といっしょにメシ食ってる感じになるというのが売りなんですが実際やると大変やるせない気持ちになる代物であるところはラーメン食いながら試したこの私が保証するところであります。

そんな彼女達アイドリング!!!がなんとそろって(13号長野せりなさん以外)モニターから飛び出しみなさんおなじみラゾーナ川崎のルーファ広場に来るということで人として当然の行動をとりましたすなわち観にいってきたのです。フリーライブということで女の子のファンも多く普段とは違う感じ。新曲MAMORE!のみならず、カップリングであるサラサラ★キューティコーとバッキューン!も披露して頂きわたくし幸せ。特にバッキューンは森田三宅橘(こう並べるとカミセンみたいですが、すぅちゃんひぃちゃんゆりかるのことですよ)19歳トリオの魅力炸裂のスイートチューンで頭の中をぐるぐる回って止まる気配がありません。ずっとずっと愛してるぜー!サラサラメンバーの酒井さんは前髪を変えてとてもきれいになっていました。それにしても待ってる間寒かったなあ。いやでもミニスカートで歌う彼女達のほうがもっと寒いはず!がんばれ、がんばれニッポン!がんばれハ・ジョンウ!と、ライブの前TOHOシネマ川崎でみたナ・ホンジン監督第二作「哀しき獣」は、主人公を演じるハ・ジョンウさんの「寒い!カップラーメン食いたい!」「隣のやつが食ってるフランクフルト、うまそう!」という、ストレートな欲求が気持ちよく、本能的にひきこまれる映画です。ちなみに川崎といえば浦賀和宏先生もこの映画館でこの映画をご鑑賞されたというツイッター情報もあり、浦賀ファンとして感慨深いものがあります。あ、わたくしキックアスもここで観ました。

中国で生活する朝鮮族というドシリアスなテーマを扱っているにもかかわらずところどころ妙にコミカルで、グラサン姿がケンコバそっくりのキム・ユンソクや、ひょっとこ乱舞というインテリ劇団の看板役者チョ・ソンハがいい味出しています。作中の殺人でもっとも使われる凶器がナイフだというのもいいですね。後半になるにつれ豚骨になったり、車でどかんとぶつけたりどんどん雑に原始的になっていくのもいい。殺しの美学、THE・美学。ライブ後の一斉握手会にももちろん参加しました。ルリカさんの握手強かったなあ。クライマックスで繰り広げられる狂気的なカーチェイスは必見です。