「ヒミズ」

LOVE8002012-02-09

最近行くラーメン屋を選んでいるんですという話をさせていただくと、以前というか学生の頃は何が何でも二郎っていう時期がありまして、その頃ってインスパイア店が一店できるたびに話題になるような時代だったので家〜大学間にあるそれっぽい店は全部制覇したり週3くらいで歌舞伎町の二郎に行ってたり(誰がなんと言おうと俺は歌舞伎町肯定派です)あのころ君は若かったって感じなんですけど、社会人になったとたんさすがに二郎のラーメンを食うのがしんどくなってきたっていうか食べることにさほど意味を見出せなくなってきたので最近そんなに行ってません(月1回行くか行かないか)。まあバイク乗って二郎行った帰りに事故っちゃって、それ以来避けていると言うリアルなあれもあります。

うってかわって地元の細めん的なとことか家系なとことかがお気に入りになりまして、職場からちょっと離れたとこにあるお店がお気に入りだったんですけど、昼間の学生バイトの女の子がやめちゃって男店員ばかりになって、それだけでもテンション駄々下がりなのに注文間違えるはスープの量は不安定だわで行く度にストレスたまってしょうがないので、ラーメン自体はすごく好きなんですが、最近めっきり行かなくなりました。

昔はそんなことがあっても、「ここが好き!ここで食べるんだーい!」ってひとつのとこに固執してたんですけど、そんな感じでふとしたことでストレスを感じたとたん、あっさり離れてしまうようになりました。

そんな僕がひさしぶりに歌舞伎町なんぞに来ました。歌舞伎町と言えば以前は何が何でも二郎だったのですが、今はもはや天下一品とか行っちゃう中華そばランチ野郎(こってり)なので、博多風龍に行きました。博多風龍には一杯500円のタイプと、なんかいろいろあるタイプがあって、いろいろあるほうに行きました。辛いやつを食べたんですけど、なんか麺がぬるぬるしてて気持ち悪かったし、替え玉2回したらスープが全然足りなかったのでこりゃあかんわと思いました。博多ラーメンなのに商品提供が妙に遅いのも気になるので、すいてるときに行って普通のを食べた結果次第で、選択肢から外れることになると思います。

食べたあとはバルト9でヒミズを見ました。園子温オールスター感謝祭といった按配で、冷たい熱帯魚で死に様をまっとうしていった面々が序盤から「住田さあ〜ん」なんてのんきな顔して再登場。全然意味のない西島君や黒沢あすかとか、全体的にそんな感じでキャラクターが終始ふわふわしており、面白い、面白いしめっちゃ笑ったのだけど、ファンの描いた同人誌読んでるみたいな気分。

なんというか、今日はたべるぞーって意気込んで二郎に行ったら店員さんに「残してもいいですよ」と言われた感じ。学生服の高校生や女の人がよく言われてます。お前らの限界はここまでだろ、と見透かされているような。こんな感じの目線にあわせて撮ったりもするのだなあ。一緒に観にいった中嶋くんは宮台真司のとこでやたら笑っていて、こういう感覚っていやだなあと僕は思ったのでした。(もちろん、僕も笑っていたのですが・・・)